
5Sその一 - 整理 Seiri
オフィスを快適にするには
オフィスの中に必要なものと不要なものが混在している状態になってはいないでしょうか。不要なものが大量にあふれている状態だと、仕事場のスペースがなくなる一方です。スペースが狭くなるということは、それだけ社員の作業を邪魔することになるのです。社員の安全性と業務効率を上げるためにも整理を行いましょう。
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整列と整理
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整理することは、オフィスの中で必要なものと不要なものを分けて、省スペース化を図ることです。
そのため、整列とは根本的に異なります。
整列は、ただ単にモノをきれいに整えるという意味しか持たないのです。
必要なものと不要なものを分けるかどうか、ということが違うのです。
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散らかる=危険
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例えば、オフィスの中に必要なものと不要なものが散らばっていたとしたらどうでしょうか。
必要か必要でないかは考えないで、とりあえず床でも机でもそこかしこにモノがあふれている状態だと、躓いたり、転倒したりする危険性があります。
整理はこのような危険性をなくし、安全性を高めることに効果があります。
まず、オフィスの中から不要なものを一掃すると、仕事をするうえで邪魔になるペースにモノを置く必要がなくなります。
床や通路に邪魔になるようにものがおかれていないと、職場での転倒、けがを防ぐことができます。
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業務効率を上げるために
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必要なものと不要なものを分けることで、業務の効率を上げることができます。
例えば、会議に使うための資料を作るために特定の年度のアンケート結果が必要になったとします。
しかし、必要な書類と不必要な書類がバラバラに入っているような本棚の中から、特定の一部を取り出そうとしても、時間も手間も膨大にかかってしまうます。
もし、書類が必要不必要ごとに整理されていたら、特定の書類を探すことが容易だったでしょう。
会議資料を作ることがスムーズにできて、ほかの打ち合わせなどに時間を費やすことができるでしょう。