意識改革も整理の対象
全員参加で改善しよう
社員全員が自発的にオフィスの環境改善に取り組むにはどのようにすればいいのでしょうか。その方法の一つは、担当者を決めないことです。担当者を決めてしまうと、その人にばかりオフィスの整理を任せきりにしてしまうからです。そうではなく、社員一人一人が自発的に動かなければだめだと思わなくてはいけないのです。
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社内全員の意識改革
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オフィス環境を改善するために重要なのは、社内の全員の意識改革です。
整理整頓が決められた時間にするように命じられたものではなく、意識改革をして、働きやすい環境を作るために一人一人が自発的にすることなのだ、と考えるのです。
もしも、改善を一人の人に押し付ける形になってしまったとしたらどうでしょう。
「あの人にまかせておけば大丈夫」「あの人がやっていることなのだから間違いはないはずだ」と自然と思うのではないでしょうか。
改善を任されている人が転勤したり、退職した場合、改善案もストップしてしまうことになりかねません。
本当にオフィスの環境改善を行いたいと思うならば、誰かに主導してもらうのを待つだけではなく、だれもが自発的に行動できるようにならなければなりません。
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自発的な行動を起こすには
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誰もが自発的に行動できるようになるためには、改善方法をみなの目に見える形で提示する方法がいいでしょう。
社内に社訓や企業理念を貼り出しているように、整理する手順を掲示しておいてはいかがでしょう。
また、自発的に行動するためには、整理整頓を日常の仕事の一部だと考えることが有効です。
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その時その時で終わらせてしまう
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決められた時間に命令だからと整理をするのではなく、整理整頓が通常の仕事の範囲内だと考えれば、それを自発的な行動に結びつけることができるのではないでしょうか。
カラス窓が曇ってたら気が付いたときに磨きましょう。
備品がバラバラな場所に散乱しているようなら、必要数を明記して、ラベルを張った棚に収納しましょう。
社員全員が毎日使うような本棚は、社員の机のそばに移動させましょう。
だれがどの仕事をしているのかが一覧でわかるように書き起こしましょう。
そして、仕事に無駄なプロセスがないか見直しましょう。
このように、整理整頓を日常に組み込むことで、社員全員がオフィス環境改善に取り組むように意識を変えましょう。